ケニケニャバの村、突撃訪問@高鳴る胸の鼓動。:マリday1中編
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23ヵ国目:モロッコ ワルザザート
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今までの人生で、感じたことのない胸の高鳴り。
恐怖、不安、興味、感動…
全ての感情がそこにあった。
あとは神様に運命を決めてもらうしかない。
by 猪突猛進男
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2017/1/12(Wed)
日が落ち始める中、林を村に向かって進んで行った。
幸いにも、同じ車に乗っていた男性アニが、ケニケニャバに行くらしく、付いていった。
アニは言葉が全く通じなかったが、道案内はしてくれた。
日が落ち、月が出てきた。
どうやら、今夜は満月のよう。
約10分歩くと、村が見えてきた。
村のほとんどの家は、木と土でできていた。
そして、各家で焚き火を始めていた。
薄暗がりでのその光景は、とても美しく、
また、俺の胸を高鳴らせた。
アニに、はぐれないよう必死で付いていった。
更に村の中を歩くこと、約10分。
そこには川があった。
数人が川を渡るためにボートを待って待機している。
まさか、川があるとは思わなかったので驚いた。
そして彼は、この川を渡ってマリに行くのだと。
えっマリ⁉⁉
この村は、セネガルとマリの国境にある村らしく、川を渡った先の村は、マリサイドになるのだと。
↑地図でよく見ると、川の上を国境が通っている。
でも、マリという国のイメージは怖い。
北部では紛争が起きており、外務省のサイトでも、マリの危険度は高いのだ。
マリか…怖いなー😣😣
このまま川を渡っちゃって大丈夫なのかな?
そんな疑問が出てきた。
そして怖くなり、一旦は引き返した。
だけどよく考えると、川を渡るだけで、村が変わるとは思えない。
それに、アニと出会ったことは運命なのかもしれない。
そして何よりも、川の向こう側を見てみたい、
と思った時、川を渡る決意をした。
再度川に引き返すと、アニはまだボートを待っていた。
待つこと5分。
ボートがやってきたので、ボートに乗り込んだ。
川は、辺り一面暗闇であったが、満月の明かりに照らされていた。
村の焚き火の明かりは、もう届いていなかった。
そんな光景は、すごく美しかった。
静寂と暗闇が包む川、それを照らす満月の月明かり。
月とはこれ程までに美しいものなのか、と考えさせられた。
だけど月明かりだけで、川の全貌を確認するのは不可能だった。
そしてその先に、どのような村が存在しているのかも分からなかった。
そんな状況が、俺の胸を更に高鳴らせた。
何もしていなくても、心臓の鼓動が聞こえてくるようだった。
恐怖なのか、不安なのか、楽しみなのか。
この時の感情は、正確にはよく分からない。
恐らく、全ての感情だろう。
でも、今までの人生で、最も胸が高鳴った瞬間だと思った。
そして10分程度で、対岸へたどり着いた。
ボートから降りるアニ。
俺もボートから降りた。
そして、どうしていいか分からずあたふたしていると、村の男性が話しかけてきた。
恐らく、通行料金で2,000CFA(1CFA=約0.2円)よこせ、と言っているようだった。
俺は即座に支払った。
そして、再びアニに付いていった。
村はセネガルサイドと大差がないようだ。
家の作りも同じである。
少し安心した。
5分程歩いたところで、アニに「お前はこれからどうするのか?」、と尋ねられた。
俺はホテルを探していることを伝えたかったが、ホテルという言葉が伝わらない。
フランス語だったら通じるのかも?、と思い、切っていたスマホの電源を入れ、辞書を開こうとあたふたしていると、アニはしびれを切らし、どこかへ行ってしまった。
待ってくれないのかー(ToT)
あわよくばアニの家に泊まらせてもらいたかった俺は、宛が外れた気分。笑
でも困った…これからどうしよう?
歩いていたら、村の誰かが声をかけてくれないかとも思ったが、誰も声をかけてくれなかった。
そもそも、村人があまり歩いていなかった。
こうなったら、適当に家を見つけて、突撃訪問するしかない。
そこで、キャンプテントを張らせてもらって、一夜を明かそう。
そう心に決めた。
ある一軒の家に狙いを定め、入って行った。
そして、そこの家の女性に話しかけた。
すると、家の人達が集まってきた。
ここにキャンプテントを張らせてくれないかとお願いしたが、やっぱり言葉が通じない。
でもこの家の人はとてもいい人だった。
「あっちに別の人の家があるから、連れていってげるよ。」と別の人を紹介してくれるよう。
よかったー(._.)
そしてこの家の男性が、別の人の家まで連れていってくれた。
そこはタマキという人の家だった。
はたして、タマキの家に泊まることができるのか?
今回は長くなってしまったので、次回へ続く。
Fin...
最後まで読んでくれてThanks❗❗
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