無念の帰国@失恋も突然に。:タンザニア day5
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そうか…それが運命か。
それは予測してなかった…
だけど運命なら仕方ない。
悲しいけど受け入れなければ。
by こうのたかのり
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2016/11/30(Wed)
「今日は病院一人で言ってくるから、コノはバス探しててくれない?」
そんなリーの言葉で今日は始まった。
「バス?何で?」と俺。
どうやらリーは、他の都市で右手を治療することも考えているようだった。
昨日のサファリ後、アルーシャの最も大きい病院で右手の治療を行ったが、大きな成果が得られずに終わっての今日。
俺は今日の治療に期待していたが、リーとしては、アルーシャでの治療を諦めることも考えているよう。
確かにケニアのナイロビの方が病院も大きい。
設備も整っているだろう。
「すぐにでもナイロビに行けるように、ナイロビ行きのバスを探しておいてほしい」と言うのだ。
「オッケー」と了承し、バス探しの一日が始まった。
バス停は徒歩10分くらいの場所にあったので、尋ねて回った。
そしてMeru mountain treks and safari会社にも出向いて、ナイロビ行きのバスの時間と値段を調べた。
そして、お昼ご飯を買ってホテルに帰った。
バナナ揚げは、タンザニアでは主食とされている様子。
バナナの甘さはほとんどなくなっており、芋のような感覚だった。
14時頃、テイクアウトしてホテルで食べていると、リーが帰宅。
どうやら表情は思わしくない。
「どうだった?」と俺。
「昨日と(治療が)一緒だった。」とリー。
そうかー⤵⤵😥
アルーシャの病院事情は最悪である。
縫合すらできないのか。
地元の人で重症になってしまったらどうするんだ⁉⁉
こんなんじゃ何も治療できないじゃん。
後で聞くと、重症患者はナイロビに運ばれるらしい。
でもナイロビまでは6時間程度かかるし、その間に病状が悪化することも考えられる。
アルーシャで住むことは、その事自体が大きなリスクだ。
そして、「私、韓国に帰ろうと考えてる。」とリー。
リーは韓国で看護師をしており、韓国の医者に写真で病状を見てもらった際、帰国が望ましいとの指示を得たのだと。
そうか…
それがリーの判断であれば仕方がない。
というかそれがベストの決断ではあるだろう。
何事もそうであるが、途中で諦めることはすごく悔しい。
どんな理由であろうと。
リーもまた、今後キリマンジャロ登山をして、その後アフリカを縦断することを目標に旅をしていた。
それを諦めることは苦渋の決断だろう…
残念だ⤵⤵
昼食を済ませ、早急にバスのチケットを手配するために街へ。
途中小さなバス会社にもコンタクトをとったが、
しつこく客引きされた。
断ったら「Fuck you」と言われ散々だった。
結局Meru mountain treks and safari会社に頼むことにした。
すると、今からバスケットを購入すれば、今日ナイロビへ向けて出発できるとのことだった。
チケットを購入し、ナイロビへ向かうリー。
最後のお別れだ。
「リー、ありがとう。数日間だけだったけど、楽しい時間を過ごせたよ。」
無事にバスへ乗り込み、リーは帰って行った。
…
その帰り…
ホテルへ歩いて帰っていると、悲しさの波が押し寄せてきた。
少しの間だったが一緒に行動し、ずっと二人だった。
いなくなるのは寂しい。
そして失恋のような感情も沸いてきた。
思い出すと涙が出てきた。
これから俺は何をしたらいいんだ?
心に穴が空いたようだった。
辛すぎる…
…
…
そうだ、キリマンジャロに登ろう❗❗
リーの無念を果たしてやる❗❗
失恋して空いた心の穴を埋めるように、
一人でいる時間を減らすように
登山を決めた。
そして道を引き返し、 Meru mountain treks and safariへ戻り、登山を予約した。
その額1,100$。
キリマンジャロ登山はものすごく険しい道程だと聞くが、決めたからには登ってやる❗❗
Fin...
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