カンボジア七日目 ― ヒロさんと朝掃除
この前参加した川の掃除ボランティアは、地元のガイドさん企画だったが、今回は現地に住んでいるヒロさんという日本人が主催するゴミ拾いに参加した。
このゴミ拾いは毎日行われており、ゴミを拾う場所は、ヒロさんが経営しているかき氷店の前の通りである。
朝8時半にお店の前に集合してゴミ拾い開始。
この活動はヒロさんが一人で始めたものであるが、今では二人の日本人女性と一人のカンボジア男性が共感して活動に加わり、合計四人でゴミ拾いをしている。
道を掃除するということはカンボジア人にとっては異例のことらしく、この活動は現地で口コミで広がり、今では有名になっているらしい。
道にはたくさんのゴミが落ちていた。
普通にピザの入れ物が落ちている。
ヒロさん曰く、カンボジア人はゴミをゴミ箱に捨ててキレイにするいう意識が少ないらしい。
別にゴミがあっても私たちは幸せだから、何も問題はない。
という考えの人が多いと。
ゴミ掃除をする人でも、お店の前は掃除しているが、お店の周辺にゴミを移動しただけであったり、道の中央、皆が歩く所はキレイでも、道の両脇を見るとゴミがたくさんあったりと、表面だけゴミを移動させ、それで掃除をしたことにしているカンボジア人が多いのだと。
うーむ、なかなか難しい問題だ。
ゴミがあっても、それで自分達が困らないのであれば問題ないのかもしれない。
でも環境問題のことを考えると、それではいけないのだろう。
ゴミ拾い終了後、そんなことを熱く語り合うヒロさん。
カンボジアにも熱い日本人がいるもんだ。
とてもすごいと思った。