猪突猛進男の世界一周やらかしブログ

旅のテーマは"なし"。旅は自由に!!やりたいことをやり、見たいものを見て、いろんなことに猪突猛進になって挑戦する。そして今自分が感じたことを一番に!!書き綴っているブログ。

ネパールday6①:生け贄の儀式

【ルート】

日本→タイ→マレーシア→タイ→カンボジア→ベトナム→ラオス→タイ→ミャンマー→タイ→ネパール



【リアルタイム】

7ヵ国目:ネパール カトマンズ



人、動物、虫、花、植物etc...



命の重さは平等?それとも不平等?



by こうのたかのり



【ブログ】

インドビザ発行までまだ数日あるし、カトマンズで何しよう??

そんなことを考えながら地球の歩き方を見ていると、ダクシンカリというところで火曜と土曜に儀式が行われているということを発見した❗❗

しかもそれは、血が好きなヒンドゥー教のシヴァ神という神様に、生け贄を捧げるという儀式らしい。



生け贄?

儀式?



興味深々✨✨

そして今日はちょうど土曜日で、土曜日の儀式の方が規模が大きいらしく、こうとなっては行くしか選択肢が思い浮かばない。

朝早起きして出掛けることにした。



朝7時に起きて朝食を済ませた後、準備を済ませて8時半にバス停へ。

ダクシンカリ行きのローカルバスへ乗り込んだ。



年期の入ったバスは、山道の悪路をこれでもかというくらい車体を揺らしながら、ダクシンカリのお寺に向けてゆっくりと走る。



1時間半程度の道程の予定だったが、結果は2時間程度かかった。

10時半にお寺に到着。





終点のバス停だったので、たくさんのバスが止まっていた。





中に入っていくと両サイドに出店が連なっている。





少し進むと、左側にお寺の入り口が。





階段を下ると、このような場所が。





寺の前は人で賑わっていた。

寺に入るには並ばないといけなかったが、俺は外から観戦。

生け贄の儀式なんてどこで行っているのか?

全然そんな雰囲気を感じさせない。



でも寺の内部を覗いてみると、血のような赤い液体で地面が濡れている場所がちらほら。



血?



疑問に思いながらしばし寺を見て回っていると、とうとう衝撃の光景を目撃してしまった。



✳ここから先は衝撃映像があるため、苦手な方は観覧を控えてください。





寺内に山羊が連れ込まれた。

山羊は平然としており、これから起こる出来事を知るよしもないだろう。





男性に抱えられる山羊。





首を折り畳まれるという表現が正しいか分からないが、首を変な方向へ曲げられて抱えられ、喉元をナイフで切り裂かれる山羊。

絵の具のような赤い血が大量に吹き出していた。

山羊は全く抵抗する素振りはなかった。





首が切断された山羊が横たわる。

切断後、数秒間は足が動いていた。



マジか⁉⁉



そう、ここは動物の首を切断し、その血をシヴァ神に捧げるという儀式が行われている場所なのである。



他にもにわ鶏や牛などの動物が儀式に用いられていた。





切断された動物はこのように毛が剥がされ、地元民が持ち帰り、食用にされるんだと。



この一連の流れを見て、まず感じたのは山羊は生き物でなくおもちゃ、血は血でなく絵の具に見えた。

でも、首が切断されるまでの山羊を思い出すと胸が痛くなり、この光景が目に焼き付いてばらく消えなかった。



地元の人は何も思っていないらしい。

殺すことに何の罪悪感もなければ、躊躇いもない。

儀式と割りきっているのか?



いくら宗教の儀式だとはいえ、残忍すぎる❗❗

そう最初は思った。



だけど俺らが毎日食べているお肉も、このように殺された動物なんだ。

殺され方が違うだけ。



そう思うと、人のために動物はたくさん死んでいる。



俺らの日常でもそうだ。

魚釣りでは魚を殺すし、蚊やゴキブリはゴミみたいに叩き潰す。

更に花や草は引っこ抜くし、木は切り倒す。



生き物の命は簡単になくなっている。

でもこれら全て生き物なんだよな。



そこで考える。



人が一人死ぬことと蚊が一匹死ぬこと。

命がなくなっていることは同じだが、その重みは全く違うように感じる。

蚊がいたら痒いから殺す。

それは人の言い分であって、ただの人の考え。

蚊も生きるために人間の血を吸ったのであって、何も悪いことはしていない。

だけど人は蚊を殺しても何も罪悪感はない。



人は身勝手な生き物だな。

常に人基準で物事を考えている。



結局は人が幸せになれれば、他の生き物の命はどうなったって構わないんだろうな。

人は人の幸せや平和だけを願ってるんだ。



今日の儀式を見て、そんなことを考えた。

ちょっと発想が飛躍しすぎた感じもするが。笑



まあこの儀式が行われているのは事実で、毎週動物の首が切断されているのも事実。

そこに善悪もないと思うのだけど…



少し気持ち悪くなり、早々にカトマンズへ退散。





こんなぎゅうぎゅう詰めのバスで悪路を帰った。



最初は軽い気持ちで、ネタにでもなればいいかと思いこの儀式を見に行ったが、結果いろいろと考えることがあった。

皆さんもカトマンズを訪れた際は、是非この儀式を見に行ってみてください(^-^)/



Fin...



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