カンボジア四日目② ― ゴミ拾いボランティア~カンボジア在住のけんたさんと
午後からは、ゴミ拾いで知り合ったけんたさんの仕事に密着した。
密着型レポートの前に、まずはけんたさんの紹介から😄
けんたさんは31歳の男性で、日本で6年間理学療法士として総合病院で働いていた方。
もともとカンボジアが好きで頻繁に訪れていた。
そしてカンボジアで自営業を営んでいる日本人に誘われて、2年半前にカンボジアへ移住することを決意したらしい。
カンボジア移住後、最初はレストランでアルバイトをしていたが、国籍の違いからカンボジア人に話しを聞いてもらえない日々が続き、賃金の安さもありアルバイトを辞めて独立することを決意したらしい。
現在は理学療法士のキャリアを生かしたマッサージのお店と、元々の趣味であったスウィーツのお店を一人で経営することで生計を立てている、凄い人である。
おれはマッサージのお店にとても興味があったので、お店に遊びに行かせてもらった。
外見はこのような感じになっており、一階はアパレルのお店とスウィーツを食べることのできるスペースがあり、奥にはスウィーツを作るキッチンがある。
マッサージ店は二階にあり、saijuというお店。
二階のお店はこのような感じ。
とてもオシャレでキレイなスペース。
60分30$で提供しているらしい。
地元のマッサージであれば30分で1$程度のため、とても高価である。
そのためマッサージのお客さんは、地元のお金持ちの人か日本人が多いらしい。
見学していると、けんたさんの電話が鳴った。
スウィーツの注文が入ったらしい。
けんたさんのお店は配達をやっており、けんたさんはバイクでどこへでも駆けつけているらしい。
ロシア人と日本人のカップルからの注文だった。
道に迷いつつ、何とか到着した。
イチゴのロールケーキとババロアを届けた。
イチゴはカンボジアではかなりの高級品。
1パックで15$もするらしい。
ほとんど利益はないが、宣伝効果を狙って、毎月15日だけ取り扱っているのだと。
ロシア人はうれしそうに受け取っていた。
すると、また電話が。
次のお客さんは日本人のようだ。
この方は仕事でこっちに来ているようで、同僚と食べるとロールケーキ6個、ババロア4個を買っていった。
その後も次々に注文の電話がきて、結局20時くらいまで配達に追われていた。
イチゴはかなりウケがいい様子。
仕事後は日本人が経営しているステーキのお店へ連れていってもらった。
ここのお肉が、また最高にうまかった。
海外で食べたご飯の中で一番(*^^*)
日本でも確実に売れる❗❗
そしてめちゃくちゃ安いんだもん⤴⤴
ステーキ100グラム2.5$。
ヤバかったなー✨✨✨
今日一日連れ回したお詫びにと、けんたさんが奢ってくれた⤴⤴
優しすぎます(;_;)
今日は海外で活躍する理学療法士と出会えて、その一日に密着できて、とても勉強になった。
けんたさんは理学療法士だけれど、それにこだわることなく、いろんなビジネスをカンボジアで行っている。
人生いろんな道があるものだな。
自営業ということは、お客さんさんが来ない、もしくは自分が動けなくなってしまうと無収入となってしまう。
カンボジアへ来て、自営業をして、その恐怖を多く感じたというけんたさん。
それでも、趣味レベルであったスウィーツ作りを売れるレベルまで研究して作り上げ、地道に人脈を広げることで、マッサージの顧客を得ることができ、生活ができている。
まさしく、自分の力で切り開いた道だとおれは思った。
でもけんたさんは言う。
カンボジアへ来て、人と人との関わりの大切さが改めて分かったと。
人がいなければ口コミでお店が知られることはなく、マッサージの顧客を得ることができなかった。
まさしく人との繋がりが、今の自分を作っており、それがもっとも大切なものでだと。
確かにそうだよなー❗❗
自営業なんて一人でできる訳がないからな❗
カンボジアで出会った、日本人理学療法士はとても意識が高く、謙虚で、人との関わりを最重要にする、好奇心満点の素晴らしい男性でした(^-^)/
おれもこんな男になりたいと、心から思った今日この頃でした。