ベトナム四~五日目 ― 公園マッサージ~日本語学習~旅のスタイルについて考察
昨日と今日で公園マッサージに繰り出した。
昨日のクチ洞窟ツアー終了後、街をブラついていると、このような公園を発見した。
そして閃いた❗❗
ここだったら、ベンチもあるしマッサージができるのではないか?
東南アジアは気温が暑いから、夜しかマッサージはできないと思い込んでいたが、ここは木陰があり暑くもない。
リラックスのために来ている人もいるから、マッサージの受け入れもよいのでは⁉⁉
閃いたら止まらない。
すぐに看板を持って公園へ繰り出した。
今回は座って待つのではなく、自分から歩いて座っている人のところへ行き、看板を見せてマッサージを勧める、というスタイルで挑戦してみた。
自分なりには、かなりのグッドアイデアだと思ったので、どういう反応が返ってくるか楽しみでしょうがなかった⤴⤴
これだったら警察に見られるリスクもかなり低い。
しかし、いざ声をかけてみると、返ってくる返事は思っていた返事と全く違った。
無表情で首を横に振る人や苦笑いしてこっちを見つめる人、欧米人に至っては無視する人もいた。
唯一ベトナム人の女性だけは、マッサージをする一歩手前までいったが、直前で止めると言われた。
そりゃそうだよねー。
椅子でくつろいでるところに突然汚ならしい外国人が来て、マッサージどう?なんて言われても、おれだったらやらないもんなー😅
むしろ軽蔑の眼差しで見てしまうかもー。
相手してくれたベトナム人の女性はいい人だったなー。
その後も、マッサージを勧めては断られて、心が痛んでは休憩する、というサイクルを繰り返しながら、約2時間程頑張ってみたが、てんでうまくいかなかった。
うーむ難しい(;∀; )
昨日はそれでノックダウンした。
そして今日も再度公園へ。
今日も同じ作戦でリベンジをするつもりで意気込んでいた。
しかし今日の公園は、昨日とは少し違った。
人だかりが各所にできていた。
なんだろう?
近づいてみると、欧米人とベトナム人が英語で話していた。
ん?何だ?
いろんな場所を回っていると、どうやら英語の勉強のために欧米人と話している様子だった。
ベトナム人すげーー👀👀
カンボジアのときもそうだったが、勉強する環境やお金がなくてもそれを言い訳にせず、自ら環境を作り出している。
おれも見習わなくちゃなー。
すぐに言い訳をしてしまうから(^^;
そして回っているとベトナム人から日本語で声をかけられた。
まさか?
日本語を勉強しているベトナム人もいて、その子達が声をかけてきたのだった。
そこには、別の日本人もいて皆と話しをしていた。
よっしゃ❗ここは日本語の勉強のお手伝いが少しでもできるよう一肌脱ぐか❗
と思い、たくさん会話をした。
カンボジアのときもそうだったが、日本に興味を持ってくれるのは、日本人として誇らしく、とてもうれしいことである。
海外では、日本人であるだけで必要とされる場面が多いと感じる。
日本では感じたことのない不思議な感覚である。
でも、人間生きているだけで何かの役に立てるんだ、と感じることができる。
生きてるってステキ💓💓💓
最後に皆で記念撮影。
今日でホーチミンを移動する予定なので、最後にとてもいい出会いがあってうれしかった。
ホーチミンでは一人の時間も多かったため、いろんなことを感じ考えた。
その内容はおれの個人的な感情や考えなので、ブログに載せるのは違う気もするが、日記として今の気持ちを記しておきたいという思いもあるので、ここに載せることにした。
恥ずかしいので、興味がある方のみ見てください。笑
ホーチミンで感じたことは、一人旅の旅人、すなわち自分は何も持っていない一人の人間なんだ、ということ。
家族も友人も恋人も仕事も家もない。
あるのは旅をするだけの最低限のお金と、バックに詰め込んだ最低限の生活必需品のみ。
だから人との出会いがなければ、いつも一人で最低限の生活をしながら、ただ移動して、ただ観光して、ただ景色を見るだけ。
でも人との出会いがあると旅は大きく変わる。
現地での知り合いや友人、時には家族や家ができる。
孤独感はなくなり、現地の生活に触れることで勇気を貰えたり、励まされたりする。
違う文化に触れることは、単純に楽しい。
人って本当にステキだ。
ところで、旅のスタイルは人それぞれだと思うが、自分のスタイルは?ということをいつも考えている。
それを考えるには、おれが旅に出た理由から考えることが重要であると思う。
おれが旅に出た理由は、一番は後悔をなくすこと。
いろんな海外の国を経験せずに人生を終わることは、大きな後悔になるだろう。
もし今後結婚したら、それもできなくなるので、今しかない❗という気持ちだった。
あとは自分の器を広げるため。
おれは、自分が悪だと思う人間のすべてを受け入れることができない。
プライベートでも仕事でも。
特に仕事では、威厳が強い人、プライドが高い人、上から目線な人、頭ごなしな人等、受け入れることができない。
そのため、そういった人と最初は距離を縮めようとしても、最終的にはコミュニケーションをとらなくなることが多かった。
そして仕事を辞めるという選択肢を取ることもあった。
しかし、その選択肢は正しいのだろうか?
おれが思う悪は本当に悪なのか?
自分の経験が浅いだけでその人を悪と断定しているのではないか?
また、もし自分が悪と思うことを受け入れることができたら、それによりそういう人ともコミュニケーションがとれるようになり、もっと自分の世界が広がるのでは?
こういった疑問を多く感じることがあり、世界の悪を見て自分の器を大きくできたら、もっと広がりがあるのではないかと考えた。
後は自分に自信をつけるため、危機管理能力や判断能力を高めるため、自分の信念を見つけるため、英語を話せるようになるため等々、目標はたくさんある。
これらを考慮し、今後の旅のスタイルを考えた。
スタイルとしては、まず一番は目的を持たずにやりたいことをするということか。
後悔をすることがもっとも嫌なので、自分が行きたいところに行き、やりたいことをやって、見たいものを見て、触れあいたい人と触れ合う。
そのためには、寄り道はたくさんしてもよいと思う。
ただ、それだけでは目的が達成できないこともあると思うので、最終的には目的が達成できるように、世界の悪や裏の世界、嫌な側面も極力見ていきたい。
自分が死なないことを大前提としながら。
あとは、旅をしながら思うようになったのは、可能なら海外で仕事をしてみたい。
日本で感じた仕事のストレスと、世界で感じる仕事のストレスは違うのだろうか?やりがいはどうなのだろうか?
これらを踏まえて今後やってみたい、もしくはやるべきことを、優先順位をつけて列挙してみた。
①カウチサーフィンで現地人の家へホームステイしながら、いろんな観光地やローカルスポットを巡ること。
②アフリカや北中南米などの治安が悪い国へも行ってみること。
③海外で仕事ができたらしてみる(ワーホリ)。もしくは路上マッサージでビジネスの一端を知ってみること。
④自分が見たいものを見ること。
そして、それらがより有意義になるように、英語を勉強しよう。
目標は3000語の単語を覚えて、文法も簡単なものは学習する。
カンボジアやベトナムで学んだ語学の一番の勉強方法は話すことだったので、積極的に話しかけよう。
自分の旅のスタイルは、今のところこのようになりそうだ。
ただこれらは今の考えなので、今後どう変わるか分からない。
人生一回きりの海外長旅なので、有意義なものにしたい。