ヌアクショットへ@ヒッチハイクの旅は最高だった。:モーリタニアday1後篇
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日本→タイ→マレーシア→タイ→カンボジア→ベトナム→ラオス→タイ→ミャンマー→タイ→ネパール→バングラデシュ→シンガポール→インド→ケニア→タンザニア→ザンビア→ジンバブエ→ボツワナ→ナミビア→南アフリカ共和国→アラブ首長国連邦→セネガル→マリ共和国→ギニア→モーリタニア→西サハラ(モロッコ)→モロッコ→スペイン→日本
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美しい心の人に触れると、
自分の心までキレイになる。
心の伝染。
自分もいつかは、伝染させる側になりたい。
by こうの たかのり
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2017/1/30(Mon)
ディープとの、ヒッチハイク旅が始まった。
二人の目的地は同じで、モーリタニアの首都ヌアクショット。
地図では以下の通り。
モーリタニアでも海側にある都市。
俺たちは、ロッソという国境にいるので、車で行けば3時間程度で着く。
果たしてヒッチハイクだったら、どれくらいかかるのだろうか?
ちなみに、モーリタニア情報を以下に載せてみる。
モーリタニアはアフリカ北西部に位置する共和制国家。
首都はヌアクショット。 2015年の人口は約406.8万人。
過去にフランスの植民地になった過去を持ち、公用語はフランス語である。
モーリタニアは国土の3/4がサハラ砂漠という、砂漠の王国なのである。
ここは、最も楽しみにしていた国の一つでもある。
そんなこんなで、ディープとヒッチハイクする場所を探した。
とその前に、トラックが密集している場所があり、運転手に話しかけ交渉したが、乗せてくれる人はいなかった。
ヒッチハイク場所を探すのは、全てディープの指示で行った。
その方法は、まず地図でヌアクショット方面に通じている道路を見つける。
そして、郊外まで少し歩く。
出来るだけ、周辺に何もない適当な場所がヒッチハイクの場所となる。
今回はこんな場所。
写真じゃ分かりづらいか。
ちなみに俺は、身体中が茶色になっているのが分かると思う。
だって、二日間風呂に入ってないのだから。笑
ここに立ち、右手を前方に挙げて親指を立てる。
そして道路を通る車に向かって全力の眼力で、車の運転手に訴えかける。
「頼むから、載せてください」
ただし、車であればどの車でもいいってもんじゃない。
古い車はタクシーが多いので、お金を払わなければならず、ヒッチハイクにはならない。
また、運転手が女性であった場合は、乗せてくれる確率が皆無なので、努力しても無駄なのである。
ディープ曰く、トラックが一番理想なのだと。
トラックは長距離走るため、一気に目的地にたどり着ける可能性があるからだ。
ただ乗用車の場合、一気に目的地へ行けるとは限らない。
その場合は、短距離でもよいから目的地までの距離を縮め、地道に進んでいくのが、ヒッチハイクの定石でもあるらしい。
初めてのヒッチハイク。
緊張して待っていると、30分程度で車が止まった。
おおーー❗❗
本当に止まってくれるもんなんだ。
車の量もそんなに多くなかったのに。
そして運転手が窓を開け、交渉が始まった。
この車は5人乗りの乗用車。
それを中年の男性が1人で運転していた。
俺は何もなすすべなく、ディープが全て交渉してくれた。
だけど男性は英語を話せず、コミュニケーションが取れない。
ディープは少し困っていたが、ジェスチャーと男性の雰囲気でなんとなく察していた。
どうやら、途中までなら乗せてやる、と言っているようだった。
やったーー( ≧∀≦)ノ
初のヒッチハイク成功⤴⤴
そして車に乗り込んだ。
乗り心地最高ーー(*^^*)
何もよりもスペースが広いことが嬉しかった。
5人乗りの乗用車に、3人で乗ったよ❗
これまでは、5人乗りの車に7人は乗ることが常識だったので、それに比べると天国のようなものである。
モーリタニアの道は、整備されているようだった。
車窓からの景色。
すげー❗❗
砂漠や❗❗
砂漠の中に、家があるよ👀👀
すごい国だな❗❗
そんな車窓からの景色に感動しつつ、車内では微妙な空気が流れていた。
英語を話せない男性。
ディープは会話をしようと話しかけていたが、全く弾まなかった。
沈黙が流れる車内…話そうとしない男性。
気まずい…
というか、俺は少し怖くなってきた。
「この人は、会話もできないのに、なぜ俺達を乗せたの?もしかして強盗の目的があるのでは?」
だけど、全くそんなことはなかった。
一時間で目的地に到着した男性は、満面の笑みで俺達に別れを告げた。
どうやら男性は、言語が通じない人と話すことが、得意でなかったようだ。
そんな男性を見て、実はめちゃめちゃいい人やん❗、と思った。
そしてすかさず、写真をお願いした。
俺…今見ると、すげー気持ち悪くない?
この顔は何なんだ…
このとき、余程うれしかったんだろうなー。
でもホントに、乗せてくれる人の心が伝わってきて、すごく幸せになったのを覚えている。
ヒッチハイクは、ただ単にお金を節約するためではなく、人と出会えるもの、だと感じた。
そして、人の親切心をわけてもらい、こちらの心が温かくなる。
これぞ旅の醍醐味だ❗❗
旅の旨味がたくさん詰まったヒッチハイクは、今後ハマりそうな予感。
この男性が下ろしてくれたのは、こんな場所。
砂の上に家があり、家には人が住んでいる。
ここでの暮らしは、全く想像できない感じ。
そして、ここからヒッチハイク再開した。
だけど、若干日が暮れかけていている。
もし暗くなって、車が捕まらなかったらどうするのかな?と思ってディープに尋ねてみた。
すると「大丈夫だから、安心しろ❗」だと。
今日中に必ずヌアクショットに到着できるのだと、自信満々に言っている。
こういうときの、インド人の根拠のない自信には驚かされる。
なぜそんなに自信あるの?笑
まあでも、ディープはヒッチハイクに慣れている。
ディープの言葉を信じることにした。
すると、その言葉は本当だった。
ヒッチハイクを再開して約30分、みごとにヌアクショットに行きの車が止まってくれたのだ。
モーリタニアの人は素晴らしく親切だね。
ディープもさすが。
これは、その運転手の男性と別れ際に撮った写真。
結局、ヌアクショットには夜の11時くらいに到着した。
ギニアを出発して、約63時間の道のりだった。
長かった…
この男性は、事後対応もしっかりしてくれ、きちんとホテルを探し、連れていってくれた。
なんていい人なんだ❗❗
無事にホテルにたどり着いた俺達は、念願のシャワーに入り爆睡した。
それにしてもヒッチハイクとは…最強の旅技術を教わってしまった。笑
Fin...
最後まで読んでくれてThanks❗❗
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