猪突猛進男の世界一周やらかしブログ

旅のテーマは"なし"。旅は自由に!!やりたいことをやり、見たいものを見て、いろんなことに猪突猛進になって挑戦する。そして今自分が感じたことを一番に!!書き綴っているブログ。

和心最後の夜@恋の始まり⁉だけど終わり。:セネガルday14後編、15

【ルート】

日本→タイ→マレーシア→タイ→カンボジア→ベトナム→ラオス→タイ→ミャンマー→タイ→ネパール→バングラデシュ→シンガポール→インド→ケニア→タンザニア→ザンビア→ジンバブエ→ボツワナ→ナミビア→南アフリカ共和国→アラブ首長国連邦→セネガル→マリ共和国→ギニア→モーリタニア→西サハラ(モロッコ)→モロッコ



【リアルタイム】

23ヵ国目:モロッコ マラケシュ



【ブログ】

失って気付く気持ち。



でも失ってからでは遅い。



人を作った神様、

自分なのに、自分のことを分からなくしたのは何で?



by 猪突猛進男








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2017/1/9(Mon)




ギニアビザ取得後は、マリビザ取得のためマリ大使館へ。







マリビザに関しては、他のインターネットサイトに情報があった。

マリビザも翌日発行のため、明日取得しにこなければならない。







マリ大使館は海岸沿いにあったので、少しお散歩。







海岸沿いには、このような筋トレ器具が大量にあった。

これだけあれば、セネガルで筋トレするには困らないだろう。使用料金も必要ないよう。




だけどこんなに必要?

筋トレ器具を設置するくらいなら、公園を作った方がいいんじゃないの?

と思ってしまった。笑




夜ご飯は和心にて最後の晩餐。

和食をいただいた。







天ぷら定食3,000CFA(1CFA=約0.2円)。

味はもちろん、うまーーーい(*^^*)




久しぶりに食べた日本食は身に染みた。

明日から、ハディジャの家でフランス語の勉強頑張れそう❗




と思いきや…




その夜、ハディジャから予想外のメールが入った。




ハディジャ「今度のホームステイのことだけど、私は父親と顔合わせで話したいと思ってるの。」




俺「えっどうゆうこと?」




ハディジャ「父親が許してくれるか分からないから。でも私の父親は金曜日に私の家に来ると言ってるの。だから、金曜日まで待った方がいいと思うんだけど…あなたは金曜日まで待てる?」




俺「えっそうなの⁉⁉そうか…それなら仕方がない、金曜日まで待つよ。」




ハディジャ「じゃあそれでよろしくね。」







メールでは一度了承した…

だけど、父親と顔合わせで話すとは、どういうことなんだろう?

むしろ、父親の許可もらってなかったんだ❗

というか、やっぱりホームステイには許可が必要なんだ。




父親が出てくるということは、とてもややこしい話しになりそう。

イスラム教の文化なんて分からないよ❗

というか、何で早く父親に相談しとかなかったの⁉




困惑❗❗




というか、金曜日まで何しろって言うの?

今日は火曜日。

こっちは、余分なお金払って滞在できるほど、余裕がないんだけど…

予定が狂ってしまったじゃないか…




俺「だけど、金曜日まで暇だから、それまで別の場所に行くかもしれない❗そしてそこは遠いから、金曜日までにここに帰って来れるか分からない。もし帰って来れなかったら、ハディジャの家には行けないかもしれない。」




最後に、ハディジャの提案を否定するようなメールを送って、この日は終わった。






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2017/1/10(Tue)




朝、ハディジャからメールが来ていた。




ハディジャ「ごめんなさい、お父さんに聞いたんだけど、男の子は家に来てはダメなんだって。」




俺「えっ?金曜日に話すんじゃなかったの?」




ハディジャ「ごめんなさい。あなたと出会えたことは、とても楽しかったわ。」




俺「えっ?」




ハディジャ「ありがとう、バイバイ。もしかしたら、私たちの人生で、また会うことがあるかもしれないわね…たぶん…」




えっお別れ⁉⁉




この言葉を聞いた瞬間、俺の中の何かが弾けてしまった。




彼女のことを、「異国に住む、未知の宗教の人」としか見てなかった自分がいたことに気付いたのだ。

彼女を一人の人として見れていなかった。

疑問ばかりが先にたっていた。

彼女の性格や感情、思い…そんなものを考えていなかったことに気付いた。




別れを選択した彼女。

これまでの純粋な感情と、最後の潔さが俺の胸に突き刺さった。

そして突然の別れが、無性に寂しくなった。

この寂しさの意味は、自分でも分からなかった。

もしかしたら、この時から彼女に恋をしてしまったのかもしれない。

だけど俺は旅人。

彼女を引き止めることはできない。




俺「こちらこそありがとう。とても寂しいけど、仕方がないね。」




ハディジャ「そうね、仕方がない。」




俺「あなたは心が強い人だね。バイバイ…」




ハディジャ「バイバイ。」




突然の彼女との別れ。







その後、時間が余ったのでフランス語を勉強しようとしたが、もう目の前に彼女はいない。

彼女との思い出を連想してしまい、勉強なんてできる訳もなかった。




これからどうしたらいいのだろう?

彼女の家でフランス語を勉強する予定だったのに…

思ったよりも、それを楽しみにしていた自分に気付き、大きな空虚感に包まれていった。




そして、涙が溢れてきた。









夕方、古川さんが和心に帰ってきた。

古川さんは、一昨日カーボベルデという国に行っていたのだが、日本に帰国するためにセネガルに帰ってきたのだ。

そして、一緒にビールを飲もうと誘ってくれた。







ビールを買いに行っていると、何やら大きな銅像が目の前に現れた。

これはルネサンス像という、世界一高い銅像。

自由の女神よりも高いらしい。

セネガル独立50周年の時に、北朝鮮に土地を売る形で、北朝鮮が資金を捻出し、建設したのだと。




銅像までは歩いていける距離だったので、最後の思い出作りに、あそこへ行ってみようという話しになった。







世界一高い銅像とあって、非常に大きい。







銅像の前には、このような階段があり、記念撮影。

それにしても、本当に大きな銅像だ👀

階段を登っていくと、










そこからは、ダカールの街を一望できた。

こう見ると、ダカールの街は質素というか無機質というか…同じような茶色の建物が多くあった。







キメ写真。笑







下から銅像を見上げると、改めて大きい❗❗

この銅像には、展望台もあるようだったが、一人3,000CFA(1CFA=約0.2円)必要らしく、断念した。笑




意外と迫力のあった銅像に満足して、ビールを買い、和心に戻った。









夜。







キンキンに冷えたビールでカンパーイ🍺💥🍺







そして、和心特性の親子丼を古川さんが奢ってくれた。

これはもう、本当に、本当に、最高だった⤴⤴⤴

セネガルで、こんなに本格的な親子丼が食べられるとは、全く思わなかった。

日本で食べる親子丼と大差なし。

というかむしろ、こっちがうまい❗❗




そんな絶品の親子丼とビールと、優しい人達と…

最高の時間を過ごし、心が癒された。




よしっ決めたっ❗❗

明日から新たな旅に出よう。

先生がいなくなったし、お金もなくなってるから、これ以上フランス語の勉強はできない。




新たな決意を胸に、和心最後の夜を過ごした。




Fin...



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