世界最大のキベラスラムへ@足は雨で泥々に…:ケニアday5
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by こうのたかのり
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2016/11/20(Sun)
今日はナイロビで一番行ってみたかった場所キベラスラムへ。
キベラスラムは世界最大のスラムらしい。
ここにはナイロビ人口の過半数である100万人が住む。
豊田さんには、危険すぎるので行くことを止められていた。
だけどニューケニアロッジにはツアーがあり、それで行くことができた。
↑右側の人がガイド。
もちろんガイド付き。
1,500シリング(1シリング約1円)なり。
↑バスへ乗り込む
公共バスかい❗❗笑
それで費用節約してんだね。
バスはこんな感じ。
よく見ると...
運転手の席の後ろには鉄格子が😲
ナイロビの治安を表しているよう。
約30分で到着。
到着したときの印象は、ここがスラム?、といった感じ。
キベラスラムは非常に大きなスラムで、16もの区域に別れているらしい。
そして、それによって街の雰囲気や貧困度合いにも差があるようだ。
進んでいくと、
↑靴屋?
↑炭が売っている。
↑鳥皮や内臓が売っている。
どれも街で見るようなお店ではなかったので驚いた。
そして、あるところから急に雰囲気が変わる。
貧困を感じる。
ほとんどの家がバラックである。
道は舗装されておらず、雨上がりだったため、泥に足をとられることも。
行き交う人の服装は、違和感を感じなかった。
意外と普通、という印象。
更に進むと、
鉄道レールがあり、その周囲に家々が密集している場所へ出た。
そこは小高い丘の上にあるようで、キベラスラムを一望することができた。
奥に見える立派な建物は、政府の建物なのだとか。
他にも立派な建物がちらほら見えたが、それはNGOが建てた建物らしい。
キベラスラムにはNGOの支援が入ったこともあるが、現在は機能していないらしい。
↑靴屋。中古?
↑電化製品売り。無造作に置かれている。
人々はこのように、物を売ることで生計をたてている人がほとんどなのだと。
これだけで収入を得ることができるのだろうか?
更に進むと、
また一層、貧困を感じる場所へ。
すれ違う人の中には、目がイッテいる人もちらほら。
ドラッグをやっているのだろう。
ドラッグは食事の変わりなんだと。
ドラッグを一日一回摂取することで、三食分の満腹感を得ることができる。
しかもドラッグは、普通の食事より安上がり。
特に経済力が低く、三食食べることもままならない人は、ドラッグをやって日々をしのいでいるのだと。
↑生魚が売っていた。でも大量のハエが。
生活用水はこのようなホースを伝って供給されている。
意外と水には困ってなさそうだった。
飲料水に使えるかは不明だが…
路地へ入り込むと…
道は狭く、多くの建物が密集している。
道は雨で、よりいっそう泥々になっていた。
ちなみに、このような建物は雨に弱く、雨が中に入ってくるのだと。
下水道なんてものはなく、汚水や家庭用排水は、このような水路によって流されていた。
若干の異臭を感じた。
その路地の一角に、今回案内してくれたガイドのオフィスが。
彼はここの子供達のために学校を作る活動をしているのだと。
でも彼は言う。
「ここの人たちは夢も希望もない。人口が多すぎて政府は手をつけられない。また、政治家の汚職が横行しているので、財がこっちまで回ってこない。」
「病院は行けないから自分で治すしかない。大学に行こうとしても、キベラスラムの出身であることが知れると、大学に入学できない。だからここから出ることは非常に大きな障害がある。ほとんどの人はここで一生を過ごす。」
そうか…
最後に足を水で洗い、今回の見学は終了。
今回はすごいものを見たな。
だけど、ポジティブな一面もあった。
↑笑顔で近寄ってくる子供達。
↑音楽を聞きながら踊る人々。
↑野外ステージ。キベラの歌手がここでライブをするのだとか。
↑愉快に話しかけてくるおじさん。
その他にも、教会やバー等もあった。
明日の飯にもありつけるか分からない人達が、このような余暇活動を行っていることは不思議だった。
ここの人達の娯楽は歌なのだと。
ここから有名な歌手が世に出て、世の中に知れ渡り、ここの人々の生活がよくならないかな?
なんて思った。
ナイロビで普通に生活する人々。
その反面、キベラスラムで明日の飯にもありつけないような生活をする人々。
光があれば闇もある。
闇の中には光はないのだろうか…?
Fin...
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