ドービーガートへ@壮大な洗濯物と手作業での洗濯場に感銘。:インド day23前編
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日本→タイ→マレーシア→タイ→カンボジア→ベトナム→ラオス→タイ→ミャンマー→タイ→ネパール→バングラデシュ→シンガポール→インド→ケニア
【リアルタイム】
11ヵ国目:ケニア ナイロビ
【ブログ】
こんな環境で笑ってられるのは何故だ?
差別されてて笑ってられるのは何故だ?
頑張れるのは何故だ?
分からない…全然分からない。
でも分からないのは当然か。
by こうのたかのり
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2016/11/15(Tue)
今日も相変わらずインド国民はマネープログラムが継続している。
全ての銀行がこんな感じ😓
インド大丈夫か⁉⁉笑
俺も余分にお金がほしかったが、この列に並ぶ気になれなくて断念(ーー;)
…
そして今日は最後のインド🎵
個人的にはムンバイで一番の目玉観光地へ❗❗
レッツゴー゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
と楽しい感じで掛け声を出してみたが…
ノォーーー(ToT)
出発して早々、鳥の糞が足に降ってきた(._.)
幸先悪し😱😱笑
ちょうど持っていた水で洗い流して難を逃れた。笑
徒歩でCTS駅まで行き、そこからマハラクシュミ(mahalakshmi)駅へ向かう。
電車の扉は常に開いている。
かなり危険だが、インド人は扉から体を投げ出すようにして電車に乗る人も。
日本じゃありえない❗❗笑
車内からは大きなビルが。
約30分で駅へ到着した。
そして降車して、階段を登っていると早速見えてきた。
遠目には洗濯物の数々が。
駅を出て、歩道橋を渡ると…
うぉーー👀👀
すげーーー❗❗❗
ムンバイへ来て、初めてテンションが上がった。笑
ここはドービーガートという場所。
100年以上の歴史を持つと言われている屋外洗濯場で、病院やホテル、企業、個人レベルまで様々な衣類の洗濯~乾燥~宅配を請け負っているんだとか。
そしてここの一番の特徴は、全て手作業で洗濯をしているということ。
理由は不明だが。
そんな手作業の現場を見てみたい✨✨
非常に興味深い。
がしかーし、地球の歩き方には、中には入らない方がいい、と書いてあった。
高額な見物料を騙しとられることがあるのだと。
怖いなー😅
少し恐怖を覚えつつドービーガートの門の前へ。
門の前には数人の男性が。
ドービーガートは辺り一帯を塀で囲まれており、この門からしか入れないようだ。
中に入ろうとすると男性が寄ってきて、俺に話しかけてきた。
男性「チップを200ルピー(1ルピー約1.5円)払え」
なるほど。
これが見学料ってやつか。
でもこいつ本物か?
信用ならねー、と思った俺は反発。
俺「何でお前にチップを払わないといけないんだ?お前は誰なんだ?ここの責任者か?」
男性「そうだ。払え。」
俺「何でだよ。ここに入るのに何でお金が必要なんだよ?」
と揉めていると、何処からともなくドンが登場してきた。
↑グラサンにボーダーシャツの男がドン。
うっ…胡散臭いっっ❗❗笑
なんだこいつは⁉⁉
こいつが出てきて、更にお金を払う気がうせた。
いや、200ルピーで入らせてくれるのであれば観光料金だと思って払うよ?
だけど、こいつに払って大丈夫なのか?
胡散臭すぎるよ❗
そう思い、金の支払いをかなり渋った。
ドン「ここに入るには200ルピー必要だ。入りたいなら200ルピー払え❗❗」
俺「いやいや、お前は誰なんだ⁉ここの責任者なのか?」
ドン「そうだ。」
俺「本当か?信用できない。」
ドン「本当さ。」
俺「いや信用できない。だったら証明するものを見せろ。」
ドン「ああいいぞ。」
そう言ってドンは名刺を取りだし、俺に提示した。
ドン「ほら、これだぞ。」
俺「エレクトロニクス……?これは何だよ?違うじゃないか?」
ドン「いやそうだよ。分かっただろ?分かったなら早く返せ。」
そう言って、早々に名刺をしまった。
ますます怪しい…
本当にこいつに入場料を払うことで、中に入れてもらえるのだろうか?
追加料金もとられないのだろうか?
信じられなかった俺は、強制的に突っ込んで中に入ろうとした。
するとドンが俺を制止し、俺に詰め寄ってきてぶちギレた。
ドン「何が信じられないんだ❗俺がここの管理者って言ってるだろ❗○□×………□△○…………」
俺も少し動揺した。
俺「はいはい、分かった分かった。」
そして辺りを見渡すと、中で働いていると思われる数人が、このやり取りを見ていた。
俺「この人にお金を払わないといけないの?」
中の人「そうだよ、必要だよ。」
ここで俺はこいつがドンだと納得。
そうか、こいつがここの正式なドンなのか。
初めからそう言ってくれればいいのに。笑
はいはい、素直に払いますよ。
ドンに200ルピーを支払った。
でも自己防衛として、お金を受け取っている写真を撮らせてもらった。
証拠写真ゲット。
これで何言われても大丈夫🎵
それにしても、こいつ誰なんだよ。笑
…
希に見る激しいやり取りを終え、とうとう中へ入らせてもらった。
ドンとはこのやり取りのあと、妙に仲良くなった。
喧嘩の後の仲直りみたいな?笑
ドンはいいやつだったみたい。
そしてまず目に飛び込んできたのは
多くの石造りの囲い。
この中に、色の着いた水が入っている。
これは何なんだ?
すると、その囲いの中で洗濯物を素手で洗う人が。
おおーすげー👀👀
なるほど、こうやって洗っているのか。
肌が洗剤で荒れそうだな…
仕事の環境は明らかに悪そう。
でもここは仕事場だけでなく、生活のスペースを兼ねているようだ。
この少年は食器を洗っていた。
写真を頼むと真顔になってしまったが、俺に話しかける彼はすごく笑顔がステキで、目がキラキラしていた。
この人達は髭を剃っていた。
ここは散髪屋なのか?笑
ここは家らしい。
写真の左手側に横になっている人がいる。
ベッドは木製で狭いスペースにあり、部屋内の家具は少なく見えた。
洗濯物もたくさん干してあり、仕事場と家を兼ねているように感じた。
これにて内部の見学終了。
どうしても見たいものだったので、無事に見れてよかった。
最後に感想を一つ❗
ドービー(洗濯人)というのはカーストの一種であり、このカーストに産まれた人は職を変えられないらしい。
特にドービーは、洗濯物という不浄なものを扱う職業であることから、とても差別されやすい地位なのだとか。
そんな経緯からか、ドービーガートは塀で囲まれており、塀の中で仕事をして、塀の中で生活している人もいるらしかった。
仕事の内容は非常にハードに感じた。
洗剤が身体に悪い影響を及ぼすこともありそう。
そのようなことを考えると、
もし自分がこの環境で一生を過ごせと言われたら、耐え難いものだと想像した。
生きた心地がしないのではないか?
抜け出せないアリ地獄のような環境。
辛すぎる…
だけど実際にここで感じた印象は違った。
皆さん笑顔がステキで、すごく純粋な瞳。
とても楽しく生きているような印象だった。
俺が見たのは一部であるため、真の心は分からないが、皆の笑顔に癒され、心が和み、そう感じた。
こういう場所に来ると思うことだけど、自分が思う幸せが必ずしも全ての人の幸せに当てはまらない。
幸せは人それぞれ違うもの。
同じなのは、生きているという事実だけだ。
そのようなことを感じた今日のドービーガート見学であった。
あっあと…
ドン、疑ってごめんなさい❗笑
Fin...
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