マネープロブレム継続(ーー;)@誇り高いインド人との出会い:インド day21
【ルート】
日本→タイ→マレーシア→タイ→カンボジア→ベトナム→ラオス→タイ→ミャンマー→タイ→ネパール→バングラデシュ→シンガポール→インド→ケニア
【リアルタイム】
11ヵ国目:ケニア ナイロビ
【ブログ】
障害を持って生まれた人の苦悩は想像し難い。
辛いのか?悲しいのか?苦しいのか?
はたまた、それはどの程度なのか?
もし自分だったら前向きに生きることができるのだろうか?
まして、誇りを持って生きることなんて…
by こうのたかのり
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2016/11/13(sun)
今日は朝からホテルチェンジ。
WI-FIが使えるホテルへ。
そしてホテルチェンジ後は、ブログやら情報収集やらいろいろと部屋に引きこもっていた。
というのも、実は11/16にケニア行きもが確定しているのである。
そして準備がいろいろと大変。
未知の大地アフリカの一国ケニア。
その首都ナイロビは、世界で三本の指に入る治安の悪い都市だというではないか。
そこへ満を持して乗り込むのである。
だから、準備はしても足りないくらいだ。
本当はお金の両替えなんてしている暇はない😓
ムンバイにはあと二泊しかできないから、滞在中に準備を済ませてしまわねば。
そんなこんなで午前中はホテルチェンジや準備をしていた。
午後からは…
ATMへ(;_;)
ホテル代が高くて、すぐにお金なくなっちゃったよ⤵⤵
なにやら作動しているATMがあったのだが、
俺のカードは使用できず😣😣
くやしーー!Σ(×_×;)!
その後もATMを探したが、全く作動していない。
ATMが使えないと、ムンバイに滞在中のホテル代を払うことができない。
非常に困った…
困った…
…
こうなったら最終手段だ❗
空港まで行ってやろうじゃないか❗❗❗
空港だったら外国人の出入国があるから、ATMが使えないなんてことはまずないだろう。
そう予測したのだ。
ムンバイの国際空港はチャトラパディ・シヴァージー空港という名前。
インド門の近くにある俺のホテルから国際空港へ行くためには、まずバスでCTS駅まで向かう。
CTS駅はキレイ✨✨✨
これが駅に見えないっしょ?
これがインドに見えないっしょ?笑
イギリス植民地時代の面影が大きく残っている建物だ。
CTS駅から電車に乗り込む。
電車内はこんな感じ。
電車は古びていて、カオス感が漂っている。
主に地元民が使うようだ。
乗車料金は10ルピー(1ルピー約1.5円)だが、皆払っていなかった。
どうやら乗車料金は表向きだけで、改札もなければ切符チェックもない。
この電車は無料で乗れるようだ。
さすがインド。笑
↑途中、停電になり電気が一部消えて怖かった。どうやら日常茶飯事のよう。
この電車で、ANDHERIという国際空港の最寄り駅まで向かった。
ちなみに国内空港もあり、そちらの空港の最寄り駅もあるので、間違えないように注意。
ANDHERI駅までは約1時間で到着した。
この駅周辺も、若干カオス。
インド門周辺とは明らかに街並みが異なっていた。
そこから国際空港までは市バスで移動。
空港まではバスで約20分。
14ルピーなり。
安い🎵
ちなみに地球の歩き方には、ムンバイ市内から国際空港まではオートリクシャーでしか行けないような感じで書いてあったが、市バスで行けた。
帰りも市バスあり。
ただし、市バスは空港の隅の方で発着しており、非常に分かりづらい場所にあった。
空港へ到着したのだが、空港内へ入るにはどうしたらよいのだろう?
あたふたしていると、助っ人が。
俺の隣で一緒に写真に写っている彼である。
彼は小綺麗な洋服を来ており、髪をジェルで整えていて、整った出で立ち。
近くの椅子に腰かけており、俺を気にかけて話しかけてくれた。
彼「どうしたの?」
俺「空港への入り方が分からないんだ。」
彼「そうか。それなら、あそこまで真っ直ぐ行って、そのあと右に曲がって行けばいいよ。」
俺「ん?どこ?」
俺は彼の説明だけでは分からなかった。
すると彼は立ち上がって説明してくれた。
でも俺は、その彼の立ち姿に驚いてしまった。
両手足は変形しており、関節が制限角度を越えて曲がっている。
膝は極度のX脚をしており、重度の関節リウマチの様な立ち振舞いだった。
正直、この関節の状態で立っていることに驚いた。
座っている姿からは思いもよらなかった。
彼は立ち上がって、親切に空港への入り方を教えてくれた。
俺「どうもありがとう。」
彼「いいよ、気にしないで。」
俺「お礼に、これどうぞ。」
俺は教えてもらったお礼に、チップをあげようとした。
すると彼は…
彼「ノー、ノー、そんなのいらないよ。」
と言って、俺のチップを断った。
俺はその彼の反応を見て、ハッとした。
チップを断るのか?
インドでは、障害を持った人は物乞いをしている人が多い。
四肢が欠損している人や、失明している人、立てない人、今回のように四肢が変形している人などである。
そういった仕事のできない人は、どうやって稼ぐのかというと、物乞い。
日本のように社会保障の整っていないインドでは、物乞いで生きていくことが、一つの道らしいのだ。
だから物乞いは、日本でいう社会保障の機能を担っているらしい。
俺はそういった人達が物乞いをしていると、積極的にお金を渡すようにしている。
障害を持った人がインドで生きていくには、並大抵のことじゃないだろう、と思うから。
そして今回も、そういった意味でお金を渡した。
でもその男性はお金を受け取らなかった。
すごいことだと思う。
「自分は物乞いで稼いでいない。お金が必要であなたの助けになったのではない。」
そんなことを言われたような気がした。
俺が逆の立場だったら、あっさり貰っていただろうな。
彼の誇り高い心に胸打たれた。
そして感動したので、写真を撮ってもらった。
その節は道教えてくれて、ありがとうございました。
…
空港到着。
そして空港の外でATM発見❗❗
よしっ計算通り(。-∀-)
…
not working
…
チッ❗
それなら空港内のATMはどうだ⁉⁉
…
空港内へはチケットないと入れません。
…
チキショーー(ToT)
2時間かけて空港まで行ったのに、まさかのお金ゲットならず。
なんなんだよこれは❗
もっと外人に優しい国になってくれよ❗❗
ふざけんなよ❗❗❗
なんて思いながら空港を後にした。
帰りの道中も、お金を得ることができずに怒りが込み上げてきた。
だけど今日の出会いを思い出すと、怒りは穏やかになっていった。
人の心は人によって大きく動かされるものだな。
Fin...
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